野洲・銅鐸博物館で勾玉づくり体験|8歳の娘と夢中になった夏休み
滋賀県野洲市にある「銅鐸博物館(野洲市歴史民俗博物館)」へ、娘と出かけてきました。
館内に入ってすぐ目に留まったのが、体験学習の案内です。
勾玉や土器など、古代のものづくりを実際に体験できるとのこと。
案内を見ていた娘が、
「せっかくやし、やりたい!」
さらに、
「できたやつ、ママにプレゼントする」
と意気込んだので、さっそく申し込むことにしました。
このあと、娘以上に僕が夢中になってしまうとは、この時はまだ思っていませんでした(笑)。
銅鐸博物館で楽しめる体験学習
滋賀県野洲市にある「野洲市歴史民俗博物館」は、「銅鐸博物館」の愛称で親しまれている施設です。
館内では銅鐸をはじめ、野洲の歴史や文化に関するさまざまな資料を見ることができます。
そして、わが家が今回楽しんだのが体験学習。
夏休みだったので「子ども連れが多いのかな」と思っていましたが、実際には親子だけでなく、カップルやご夫婦らしき方の姿もありました。
体験が始まるころには部屋もかなり埋まっていて、大人でも楽しめる体験なんだなと感じました。
8歳の娘が「まが玉づくり」に挑戦
娘も勾玉づくりに挑戦。まずは石に形を描いていきます。娘が選んだのは「まが玉づくり」です。
最初に渡されたのは、まだ勾玉とは似ても似つかない四角い石。
「これが本当に勾玉になるん?」
という状態からスタートします。
まず型紙を使って、作りたい勾玉の形を石に描いていきます。
そこから砥石などを使って、ひたすら削る。
大まかな形ができてきたら、細かな部分を整え、最後はサンドペーパーなどを使って表面を滑らかにしていきます。
最初から完成品に近いものを加工するのではなく、自分の手で少しずつ勾玉の形に近づけていくのが、この体験の面白いところでした。
少しずつ勾玉になっていくのが面白い
最初は少し不安そうだった娘。
ところが削っていくうちに、四角かった石の角が取れ、少しずつ勾玉らしい形になっていきます。
すると、
「ここ、もうちょっと丸くしたい」
「もっとツルツルにしたい!」
と、どんどん夢中に。
手を白い粉だらけにしながら、一生懸命削っていました。
普段なら途中で「疲れた」と言い出してもおかしくない作業ですが、自分の作品が少しずつ完成していくのが楽しかったのでしょう。
僕も横から少し手伝いながら、基本的には娘に任せていました。
……最初のうちは(笑)。
パパもやってみたら、返せなくなった(笑)
娘が楽しそうに削っているのを見ていると、当然こちらもやってみたくなります。
「ちょっと貸して」
と娘と交代。
ほんの少しだけ削って、すぐ返すつもりでした。
ところが。
これが、思っていた以上に面白い。
削れば削るほど形が変わっていくので、
「もうちょっとここを丸く……」
「ここも整えた方がきれいやな……」
なんてやっているうちに、いつの間にか僕がかなり作業してしまっていました。
そして横から、
「もう返してや!」
少し怒り気味の娘(笑)。
そこで我に返りました。
危ない危ない。
これは娘の体験です。
世界にひとつだけの勾玉が完成!
完成した勾玉。青い紐を選んで、自分だけの作品になりました。再び娘にバトンタッチして、最後まで表面をきれいに整えていきます。
そして完成したのが、真っ白な勾玉。
最後に好きな色の紐を選んで通すと、首から下げられる勾玉になりました。
四角い石だったものが、自分たちの手でここまで変わる。
完成品を買うのとは、やっぱりうれしさが違います。
娘も完成した勾玉を見ながら、とても満足そう。
そして一言。
「これは私の宝物にする!」
……。
あれ?
ママにプレゼントするんじゃなかったっけ?(笑)
まあ、それくらい気に入ったということでしょう。
予定時間を超えて夢中になりました
体験時間には目安がありましたが、わが家はかなり夢中になって作っていました。
気がつけば、結構な時間が経過。
「勾玉を作るだけ」と聞けば簡単そうに思えますが、実際にやってみると、
削る
↓
形を見る
↓
また削る
↓
触って確かめる
↓
さらに整える
この繰り返し。
「もう少しきれいにしたい」が止まらなくなるんです。
娘だけでなく、途中から夢中になった僕を見てもらえれば、大人でも楽しめることは十分伝わると思います(笑)。
自分の手で作るから記憶に残る
勾玉は、古代日本で使われていた装身具の一つです。
博物館で展示を見るだけでも歴史を学ぶことはできますが、実際に自分の手で作ってみると、その印象はずいぶん変わります。
石を削りながら、
「昔の人はどうやって作ってたんやろ?」
と考えてみる。
これも立派な歴史体験だと思います。
そして親として印象に残ったのは、完成した勾玉そのもの以上に、娘が黙々と石を削っていた姿でした。
スマホやゲームとは違い、一つのものに集中して、自分の手で少しずつ完成させていく。
そんな時間を親子で一緒に過ごせたことが、今回一番の収穫だったのかもしれません。
夏休みの親子体験にもおすすめ
銅鐸博物館の体験学習は、歴史が大好きな子だけのものではないと思います。
娘も「歴史を勉強するぞ!」と意気込んで参加したわけではありません。
「作ってみたい」
最初はそれだけです。
でも、自分で削って、形を作って、完成したものを持ち帰る。
その体験の中から自然と、
「勾玉って何?」
「昔の人もこれを作ってたの?」
という興味につながっていきます。
こういう「遊んだあとに、ちょっと知りたくなる」という順番もいいですよね。
夏休みのお出かけはもちろん、親子でいつもと少し違った体験をしてみたいときにも面白い場所だと思います。
まとめ|娘よりパパが夢中になった勾玉づくり
最初は、
「できたらママにプレゼントする!」
と言って始まった娘の勾玉づくり。
ところが完成すると、
「私の宝物にする!」
に変わっていました(笑)。
途中では僕まで夢中になってしまい、娘から「もう返してや!」と言われる始末。
でも、それも含めて良い思い出になりました。
四角い石を少しずつ削り、自分だけの形に仕上げていく。
完成した勾玉は小さなものですが、そこには作っていた時間や、その日の会話まで一緒に残っているような気がします。
遠くまで旅行しなくても、滋賀には親子でこんな体験ができる場所があります。
暑い夏の日、娘と一緒に夢中になった勾玉づくり。
完成した勾玉を見るたびに、きっとあの日のことを思い出すのでしょう。
……ただし、次に体験するときは、パパは娘の作品を取り上げないように気をつけます(笑)。
