守山市から琵琶湖大橋を渡ると、そのすぐ先に見えてくるのが「道の駅 びわ湖大橋 米プラザ」です。橋のたもとという抜群の立地で、湖西エリア観光の玄関口としても、ドライブ休憩のスポットとしても大人気。僕も湖西方面へ出かけるときや、大橋を渡ったついでにふらっと立ち寄ることが多い場所です。
ここでは、米プラザの魅力を施設ごとにたっぷり紹介していきます。
施設概要と立地の魅力
「道の駅 びわ湖大橋 米プラザ」は、大津市今堅田に位置し、琵琶湖大橋西詰から車で1〜2分というアクセスの良さ。守山市からは橋を渡ってすぐなので、体感的には「ほぼ守山の延長」のような感覚です。
住所:滋賀県大津市今堅田3丁目1-1 琵琶湖大橋西詰め
営業時間:
直売所・お土産店:【4月~11月・3月】9時~18時、【12月~2月】9時~17時
レストラン:【4月~11月・3月】9時~17時30分、【12月~2月】9時~17時
インフォメーション・休憩所:9時~17時(通年)
定休日:
直売所:12月31日~1月3日
レストラン・お土産店:年中無休(但し、12月31日、1月1日は10時~17時営業)
インフォメーション・休憩所:12月31日、1月1日
駐車場:普通車117台・大型車10台・障がい者用3台(無料)
琵琶湖大橋を渡ったらすぐ立ち寄れるので、橋の景色を楽しんだ後の休憩にもぴったりです。
売店・特産品コーナー
米プラザの目玉は、滋賀県の特産品や新鮮な地元野菜がズラリと並ぶ売店コーナー。名前に「米」がつくだけあって、近江米の品ぞろえは圧巻。精米したてのお米や、量り売りコーナーもあって、自宅用にもお土産にも人気です(2025年8月現在、コメの問題で休止しているコーナーもありますのでご注意)。
僕たち家族がよく利用するのは、季節の野菜。スーパーでは高価な野菜が安くで販売されているケースも多々あり且つ、美味い!夏だったらスイカなんかも売ってたりします。季節のものを食べたい時、ここに行けばありつけるかも。
ほかにも、近江牛の加工品(ハンバーグやカレーパン)、湖魚の佃煮、赤こんにゃく、鮒寿司、地酒など、滋賀らしい味覚が勢ぞろい。季節によっては旬の果物や山菜も並び、地元の方も買い物に訪れるほど。僕のおすすめは、地元ベーカリーが作る牛乳だけで作られれたパン、バタートップ・あん食パンの2種類ですね。焼くとサクサク、バターをぬるとジュワーとした旨味がたまらんです。
レストラン&フードコート
施設内にはレストランがあり、ここでも地元食材を使ったメニューが楽しめます。特に人気なのは「近江牛カレー」や「湖魚」を使用した定食、またはうどん、ラーメンなど軽食も充実。どちらもボリューム満点で、旅の途中の腹ごしらえにぴったりです。窓際の席からは琵琶湖が一望でき、橋を行き交う車やサイクリストの姿も見えます。湖を眺めながら食事をする時間は、まさに旅の特権。食後、コーヒーやソフトクリームやジェラートもあり、ドライブの合間にちょっと甘いものが欲しいときにもおすすめです。
展望スポットとしての米プラザ
米プラザの裏手には展望デッキがあり、ここからの景色がまた格別。琵琶湖大橋が真正面に見え、橋越しに東岸の守山や比良山系を望むことができます。朝は柔らかな光に包まれた湖面が広がり、夕方は夕日が湖面を黄金色に染め上げます。カメラを持って訪れる人も多く、SNSにもたくさんの写真がアップされています。個人的には、橋を渡る前後の時間帯に立ち寄って景色を眺めるのが最高の贅沢だと思っています。
イベント・期間限定企画
米プラザでは、地元農産物のフェアやマルシェ、特産品の試食販売など、さまざまなイベントが行われています。菜の花やひまわりの季節には花をテーマにした催し、秋には新米フェアなど、季節ごとに違った楽しみがあります。地元農家さんと直接話せる機会も多く、食材の背景やおすすめの食べ方などを教えてもらえるのも魅力。観光だけでなく、食や暮らしに興味のある方にもぴったりの場所です。
周辺観光と合わせたモデルコース
米プラザを拠点にすれば、守山側・大津側どちらにもアクセス抜群。
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守山側:第1なぎさ公園(菜の花・ひまわり)、ピエリ守山、佐川美術館、おうみんち直売所
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大津側:堅田の町歩き、浮御堂(満月寺)、比叡山延暦寺、湖西ドライブ(真野・和邇・蓬莱)
僕のおすすめは、午前中に守山で花や美術館を楽しみ、昼に米プラザでランチ&買い物、そのまま湖西ドライブに出かけるコースです。
まとめ
琵琶湖大橋の西詰に位置する「道の駅 びわ湖大橋 米プラザ」は、単なる休憩スポットではなく、湖西エリアと湖東エリアをつなぐ“旅のハブ”のような存在です。滋賀県内の特産品を一度に味わえる売店、琵琶湖を望む絶景のレストラン、そして季節ごとのイベントやマルシェ。訪れるたびに新しい発見があります。
守山市側から車で橋を渡れば、わずか数分で到着。観光途中の立ち寄りはもちろん、景色を楽しむだけでも価値があります。特におすすめなのは晴れた日の夕方。西に沈む夕日が琵琶湖をオレンジ色に染め、橋と湖面が一体となる瞬間は、まるで絵画のような美しさです。
ここは、ただ物を買うだけの場所でも、ただ景色を見るだけの場所でもありません。地元の暮らしと旅人の時間が交差し、それぞれが思い出を持ち帰る“交差点”のような道の駅。次に琵琶湖大橋を渡るときは、ほんの少しだけ時間に余裕を持って、米プラザに立ち寄ってみてください。湖風を感じながら、滋賀の魅力を丸ごと味わえるひとときが、きっとあなたを待っています。