今回の記事、ちょっと趣向を変えて、観光ガイド風の記事にしてみました。よく知っている場所ではありますが、文章にあえてまとめてみると新たな発見があったりして。それでは以下、ご覧ください。
はじめに
滋賀県の中央部に位置し、琵琶湖のほとりに広がる守山市。京都や大阪からのアクセスも良く、週末の小旅行や日帰り旅にもぴったりなエリアです。都会の喧騒から少し離れ、四季折々の自然や歴史、地元の味覚を楽しめる守山市は、ファミリー、カップル、友人同士など、どんな旅のスタイルにも合わせられる懐の深さがあります。
この記事では、守山市を訪れるならぜひ立ち寄ってほしい観光スポットやグルメ情報を、実際の雰囲気や楽しみ方とあわせて、守山市民がご紹介します。
1. アートと自然が融合する「佐川美術館」
琵琶湖の東岸、湖畔の静かな場所にたたずむ佐川美術館は、その独特な建築デザインでも知られる文化スポットです。水に浮かんでいるように見える外観は、まるで現代アートそのもの。建物を囲む水盤が風や光を映し、時間帯によって異なる表情を見せてくれます。建物の前に広く水が張られたゾーンがあり、その中に鹿のモニュメントがありますが、僕の中ではそれが結構お気に入りだったりする。あ、モニュメント?作品かな?
館内では、日本画の巨匠・平山郁夫の作品や、彫刻家・佐藤忠良の優美な像、第十五代樂吉左衞門による茶陶などを展示。芸術のジャンルを超えて、多彩な美に触れることができます。アート好きはもちろん、建築ファンや写真好きにもおすすめの場所です。
2. 季節の花と琵琶湖を楽しむ「なぎさ公園」
守山市の湖岸エリアにある「なぎさ公園」は、第1・第2の2つのエリアに分かれています。
第1なぎさ公園は菜の花やヒマワリ畑が有名で、冬から早春にかけては黄色い菜の花と雪をいただいた比良山系のコントラストが絶景。夏にはひまわり畑が一面に広がり、家族連れやカメラマンでにぎわいます。
琵琶湖側に歩道があるのですが、そこには「はまひるがお群生地」があります。ここも素朴なスポットではありますが、なかなか良い風情がありますよ。ちなみに、僕は自治会としてこの群生地の草取りをこの間行いましたよ^^
第2なぎさ公園は、サイクリングロード沿いにあり、「BIWAKO」のモニュメントやサイクリストの聖地碑が設置されているスポット。琵琶湖を背景に記念写真を撮るのにぴったりです。湖岸を散歩したり、自転車で走ったり、のんびりと湖風を感じられるのも魅力です。ここは案外訪れる方が多いなぁと感じます。
3. 琵琶湖大橋と湖岸の絶景
守山市と大津市堅田を結ぶ「琵琶湖大橋」は、長さ1.4kmの壮大な橋梁です。橋のたもとには道の駅や展望スペースもあり、湖上の景色や夕焼けを眺めることができます。特におすすめなのは、湖岸緑地や植物群落エリアを訪れること。春は菜の花、秋はコスモス、冬は渡り鳥の観察など、四季ごとに違った楽しみ方があります。近くには「ピエリ守山」という大型ショッピングモールもあり、買い物やグルメと組み合わせて1日過ごせます。
ちなみにこの前、僕は橋を歩いて渡りました。向こう岸の大津市までぶらりと歩いて45分くらいでした。結構かかる?旧橋(守山市から大津市へ向かう側)も橋の一番高いあたりに少し景色を見るスペースがあるので、そこで写真を撮るものなかなか良いですよ。新橋(大津市から守山市へ向かう側)では、ベンチが設置してあったり、そこから見える景色の案内板などがあったりするので、そちら側の利用も良いかと思います。
4. 親子で楽しむ「デジタルスタードームほたる」
守山市には家族で楽しめる室内スポットがあります。最新の映像技術を使ったプラネタリウム「デジタルスタードームほたる」。全天周スクリーンに映し出される満天の星空や、迫力ある宇宙映像は大人も子どもも夢中になれるコンテンツです。
家族で星空を楽しむ「デジタルスタードームほたる」
JR守山駅から徒歩圏内にある「デジタルスタードームほたる」は、全国的にも珍しいデジタル方式のプラネタリウム。直径約10メートルのドームスクリーンを備え、最新鋭のデジタル映像システムによって、本物さながらの星空や宇宙の景色を体験できます。
特徴1:季節ごとの星空番組
春夏秋冬の星座や天文現象を紹介する定番プログラムのほか、流星群や日食・月食などの天文イベントに合わせた特別上映も実施。解説はわかりやすく、子どもから大人まで楽しめます。「今夜、実際にどんな星が見えるか」をシミュレーションしてくれるため、観賞後に夜空を見上げたくなるはずです。
特徴2:親子で学べるストーリー仕立て
上映作品の中には、アニメやキャラクターを使ったストーリー仕立ての番組もあり、小さなお子さんでも飽きずに見られる工夫がされています。恐竜時代や深海探検をテーマにした回もあり、「宇宙だけじゃない映像体験」ができるのも魅力。
特徴3:臨場感ある音響
ドーム全体を包み込むサラウンド音響により、まるで宇宙空間を旅しているかのような没入感が味わえます。音と映像が一体となることで、目の前の映像が一層リアルに感じられます。
5. 江戸時代の街道文化に触れる「中山道街道文化交流館」
旧中山道沿いに位置するこの施設は、江戸時代の宿場町としての守山の歴史を知ることができるスポットです。館内には資料展示のほか、喫茶コーナーもあり、街道散策の休憩ポイントにも最適。周辺の町並みには「稲妻型区割」と呼ばれる特徴的な道路構造が残り、歩いているだけでも歴史の息吹を感じます。ウォーキングコースも整備されており、ゆっくり歩いて街並みを楽しむのもおすすめです。
6. 歴史を語る寺社と古代遺跡
守山市には、歴史ある寺社や古代遺跡も多く点在しています。「勝部神社」は国指定重要文化財の本殿を有し、冬の火祭り「勝部の火まつり」でも有名。「最明寺」や「本像寺」、「東門院」、「慈眼寺」などもそれぞれの歴史と文化を今に伝えています。さらに、市内には縄文・弥生時代の集落跡「服部遺跡」などもあり、古代からの人々の暮らしを垣間見ることができます。歴史ファンはもちろん、子どもの学びにもつながります。
7. 守山で味わう地元グルメ
守山市は、琵琶湖の恵みと豊かな農産物に恵まれた土地です。グルメ好きにおすすめなのが、築190年の古民家を改装した「門前茶屋かたたや」。落ち着いた空間で、香り高い手打ちそばを堪能できます。近江牛を味わいたいなら「近江牛 咲蔵」へ。蔵造りの落ち着いた雰囲気の中で、上質な近江牛をリーズナブルにいただけます。
また、季節限定でいちご狩りが楽しめる「河西いちご園」も家族連れに人気。採れたての甘い苺をその場で頬張る贅沢は、旅の思い出に残ること間違いなしです。そして、地元農産物や加工品が並ぶ「ファーマーズ・マーケット おうみんち」では、旬の野菜や果物、お土産にぴったりの特産品を購入できます。
8. 守山市観光のモデルコース(半日〜1日)
午前:
佐川美術館 → 第1なぎさ公園で散策&写真撮影
昼食:
地元グルメ(門前茶屋かたたや or 咲蔵)
午後:
中山道街道文化交流館 → 湖岸緑地で夕景撮影 → 守山天然温泉 ほたるの湯でリラックス
この流れなら、文化・自然・グルメ・癒しがバランスよく楽しめます。
まとめ|守山市は「全部入り」の旅先
守山市は、琵琶湖の自然美と江戸時代から続く歴史、地元に根差したグルメ、そして現代的な文化施設まで、すべてがぎゅっと詰まったエリアです。湖岸の景色に癒され、美術館で心を満たし、歴史を感じながら歩き、温泉で体を休める、そんな贅沢な1日がここでは叶います。京都や大阪から1時間ほどで行ける手軽さもあり、日帰り旅行や短期滞在の拠点としても最適。次のお休みには、守山市でしか味わえない魅力を、ぜひあなた自身の目と舌で確かめてみてください。
というテイストで守山市の事を書いてみましたが、もっと深掘りできるなぁとの思いもあり、あらためてまたそれぞれに訪問してみようと思いました。あらたな発見がまたあるかもしれないので、その時はまたシェアをしていきますね。