守山市民が何度渡っても好きな『琵琶湖大橋|景色・歴史・歩いて渡る楽しみ
守山市に住んでいると、日常の風景の中に当たり前のように存在している「琵琶湖大橋」。
僕自身、守山市に暮らして10年以上になりますが、湖西方面へ出かけるときなど、これまで何度この橋を渡ったかわかりません。
それでも不思議なもので、今でも琵琶湖大橋を渡るときには、
「やっぱり、ええ景色やなぁ」
と思います。
車で渡るのはほんの数分。それなのに、左右いっぱいに琵琶湖が広がり、その向こうには比良山系の山々。
天気や季節、時間によって景色もまったく違います。
今回は観光名所としてだけではなく、守山市民の僕が普段から見ている琵琶湖大橋について、歴史や景色、徒歩・自転車で渡る楽しみなども交えながら紹介します。
琵琶湖大橋は守山と大津を結ぶ滋賀の大動脈
琵琶湖大橋は、琵琶湖の東側と西側を結ぶ大きな橋です。
現在では守山市と大津市を行き来するうえで欠かせない存在ですが、最初に開通したのは1964年(昭和39年)9月。
当初は現在とは違って2車線の橋でした。
その後、交通量の増加などに対応するため整備が進められ、現在では4車線となっています。
普段何気なく通っている橋ですが、半世紀以上にわたって滋賀県民の暮らしを支えてきたと考えると、見え方もちょっと変わってきます。
守山から湖西へ買い物やレジャーに出かけるときはもちろん、大津側から守山方面へ向かう場合にも重要なルートです。
僕にとっても「観光地」というより、まずは生活の中にある琵琶湖の橋という感覚の方が強いですね。
実際に渡ると、やっぱり琵琶湖の大きさを感じる
琵琶湖大橋の魅力は、やはり橋の上から見える景色です。
守山市側から車で走っていくと、次第に左右の視界が開け、琵琶湖が一気に広がります。
晴れた日は青い空と湖。
風のない日は穏やかな水面。
逆に風が強い日は白い波が見えることもあります。
同じ場所なのに、毎回少しずつ違う。
これが琵琶湖の面白いところです。
そして橋の上から湖西側を見ると、遠くには比良山系。
特に空気が澄んだ日は山の輪郭まではっきり見えて、本当にきれいです。
反対に大津側から守山へ戻ってくるときには、湖東側の景色が広がります。
「ああ、帰ってきたな」
と感じるのも、この辺りです。
観光で初めて渡る人と、何百回も渡っている地元の人。
見えている景色は同じでも、感じるものは少し違うのかもしれません。
朝も夕方も、それぞれ違う琵琶湖大橋
個人的に好きなのは朝の琵琶湖大橋です。
早い時間は空気が澄んでいることも多く、琵琶湖と山々がすっきり見える日があります。
車の流れが比較的落ち着いている時間なら、さらに気持ちいい。
一日の始まりにこの景色を見ると、ちょっと得した気分になります。
でも、夕方も捨てがたい。
西の空が少しずつオレンジ色になり、比良山系の向こうへ日が傾いていく時間。
湖面にも夕方の色が映ります。
湖畔で夕暮れを見ているときとはまた違って、琵琶湖大橋では景色の中を自分自身が移動していく感覚があります。
何度通っても飽きない理由は、こういうところにあるのかもしれません。
車だけじゃない。徒歩や自転車でも渡れる
琵琶湖大橋というと車で渡るイメージが強いですが、徒歩や自転車でも渡ることができます。
車では数分で通り過ぎてしまう景色も、自転車や徒歩ならじっくり楽しめます。
特に自転車は、琵琶湖を一周する「ビワイチ」を楽しむ人たちにもおなじみ。
ただし、実際に橋へ近づいてみると意外に高低差があります。
遠くから眺めているとそれほど感じませんが、橋の中央付近に向かってぐっと上っていく形になっているため、自転車ではそれなりに頑張る区間です。
徒歩ならさらにゆっくり。
風や湖の音を感じながら歩くと、車とはまったく違う琵琶湖大橋を楽しめます。
もちろん橋の上では安全を最優先にして、周囲の自転車や歩行者にも気をつけながら楽しみたいところです。
守山側には湖畔ログでもおなじみの風景
僕にとって琵琶湖大橋は、橋だけで完結する場所ではありません。
守山市側には琵琶湖岸の風景が広がっています。
特に第一なぎさ公園は、冬から早春にかけての菜の花で知られる場所。
黄色い菜の花、その向こうに琵琶湖、さらに雪化粧した比良山系という景色は、守山を代表する風景のひとつだと思います。
夏にはひまわりも咲き、同じ場所でも季節によってまったく違う表情になります。
僕がYouTube「湖畔ログ」で撮影している琵琶湖の風景も、この辺りを含めた守山の湖岸が舞台になることがあります。
有名な観光地だけではなく、
風が強い日。
波が穏やかな日。
鳥がいる日。
虫を見つけた日。
そんな何でもない琵琶湖の日常も含めて、この辺りの魅力なのだと思っています。
橋を渡った大津側にも立ち寄りたい場所がある
琵琶湖大橋を大津側へ渡ると、すぐ近くに「道の駅 びわ湖大橋米プラザ」があります。
休憩や買い物に立ち寄りやすく、琵琶湖大橋とセットで利用しやすい場所です。
さらに南へ進めば堅田。
琵琶湖に浮かんでいるように見える「浮御堂(満月寺)」など、湖西らしい景色にも出会えます。
反対に北へ進めば真野、和邇、蓬莱方面へ。
守山から湖西へ出かけるとき、琵琶湖大橋を渡った瞬間から「今日はどっちへ行こうか」と選択肢が広がるのも楽しいところです。
僕自身、家族で湖西へ出かけるときには何度も利用してきました。
だから琵琶湖大橋には、景色だけではなく家族で出かけた記憶も重なっています。
地元民としては料金が気になることも(笑)
もちろん、地元で何度も利用していると現実的なことも考えます。
「もうちょっと安かったらなぁ……」
と思うこともあります(笑)。
頻繁に往復すれば、その分通行料金もかかりますからね。
それでも、琵琶湖の東西を短時間で行き来できる便利さを考えると、やはりありがたい存在です。
ちなみに琵琶湖大橋有料道路ではETCも利用できます。
通行料金や料金徴収期間などは変更される可能性があるため、利用前には最新情報を確認するのがおすすめです。
何度渡っても「やっぱり滋賀っていいな」と思う
琵琶湖大橋は、全国的に見れば「滋賀県にある大きな橋」のひとつなのかもしれません。
でも、守山で暮らしている僕にとっては少し違います。
買い物へ行くとき。
家族で出かけるとき。
湖西から家へ帰ってくるとき。
そして何となく琵琶湖を眺めたいとき。
日常のいろいろな場面に、この橋があります。
特に夕方。
比良山系の向こうへ日が傾き、空の色がオレンジから少しずつ変わっていく時間に橋を渡ると、今でも思います。
「やっぱり滋賀って、いいなぁ」
何百回と見た景色でも、また見たくなる。
琵琶湖大橋は、そんな場所です。
観光で守山を訪れた方も、琵琶湖大橋をただ通過するだけではなく、ぜひ少しだけ周りの景色にも目を向けてみてください。
その日の琵琶湖にしかない景色に出会えるかもしれません。
