守山市「みさき自然公園(美崎公園)」を歩く|見どころ・駐車場・キャンプ・暮らしの里まで紹介
滋賀県守山市今浜町にある「みさき自然公園」。
僕は普段「美崎公園」と呼んでいますが、これまで何度も徒歩や自転車で訪れている、身近な場所のひとつです。
琵琶湖のすぐ近くにあり、木々の中を歩いたり、自転車でゆっくり走ったり。
ある日はアライグマに出会い、別の日には水車と昔ながらの建物がある「暮らしの里」が気になって足を止めました。
何度来ても、その日の季節や生き物によって少し違う風景に出会える。
今回は、そんなみさき自然公園を、実際に何度も訪れている僕の目線も交えながら歩いてみます。
守山市今浜町にある「みさき自然公園」。入口の先には緑豊かな園内が広がります。※開園時間や料金などの利用情報は2026年8月時点のものです。利用前には公式サイトで最新情報をご確認ください。
みさき自然公園(美崎公園)ってどんなところ?
みさき自然公園は、守山市今浜町にある体験型の公園です。
公式サイトによると、水辺の環境を再生し、水生動植物の観察や学習ができる場所として整備されています。
実際に歩いてみると、園内には水辺や広場、遊具、「暮らしの里」などが点在していて、思っていた以上にいろいろな場所があります。
園内には、こんな案内マップも設置されています。
園内に設置されている案内マップ。水辺や広場、「暮らしの里」などが園内に点在しています。マップを見ると、園内を歩く道のほか、水辺や広場、「暮らしの里」などが点在していることが分かります。
ひとつの場所だけで遊ぶというより、園内をゆっくり歩きながら、それぞれの場所を巡ってみるのもよさそうです。
実際に歩いてみても、遊具をメインにした一般的な公園とは少し雰囲気が違います。
木々の間を通る道があり、水辺には木製のデッキも整備されています。
水辺に沿って設けられた木製デッキ。木々に囲まれた園内をゆっくり歩けます。デッキを歩いていると、すぐそばには水辺があり、その周囲には木々や草が広がっています。
ゆっくり歩きながら、
「今日は何かいるかな」
と周囲を眺める。
そんな楽しみ方が似合う公園だと、何度訪れても感じます。
とはいえ、遊具がまったくないわけではありません。
園内には、すべり台などが一体になった子ども向けの複合遊具もあります。
園内には子ども向けの遊具も。遊具の下はやわらかい素材になっています。実際に見ていていいなと思ったのが、遊具の下です。
地面にはやわらかい素材が使われていて、小さな子どもが遊ぶときにも少し安心できそうです。
そして、もうひとつ。
少し離れたところには、タイヤやロープなどを使って遊ぶ遊具もあります。
こちらも子どもたちに人気の遊具。休日などには順番を待つ子どもたちの姿を見ることもあります。こちらは子どもたちにも人気で、タイミングによっては順番待ちができるほど。
僕もこれまで何度も美崎公園を訪れていますが、子どもたちが楽しそうに遊んでいる姿をよく見かけます。
自然の中を歩いたり、水辺を眺めたり。
その一方で、子どもたちは遊具で遊ぶこともできる。
「自然を楽しむ公園」と「子どもが遊べる公園」。
その両方の顔を持っているのも、みさき自然公園のいいところだと思います。
そして園内をさらに歩いていくと、このあと紹介する「暮らしの里」のような、また少し違った風景にも出会えます。
季節によって木々や草の表情が変わり、その日に出会う生き物も違う。
何かひとつを見るためだけではなく、
「今日は何があるかな」
くらいの気持ちでゆっくり歩いてみる。
何度訪れても、その日なりの小さな発見がある公園です。
本当にアライグマに出会ったことも
以前、自転車で美崎公園を走っていたときのこと。
まさかのアライグマに遭遇しました。
最初は遠くに何かいるな、という程度だったのですが、近づいてみるとアライグマ。
普段歩いている身近な公園で、こんな出会いがあるとは思っていませんでした。
そのときの様子は、別の記事に詳しく残しています。
▶ 美崎自然公園を自転車で走っていたらアライグマに遭遇した日の記録
自然の中なので、もちろん毎回何かに出会えるわけではありません。
でも「今日は何がいるだろう」と少し周りを気にしながら歩く。
そんな楽しみ方ができるのも、この公園の魅力です。
水車と昔の家。「暮らしの里」が面白い
園内を歩いていて、以前から気になっていた場所があります。
水車と、昔ながらの建物。
最初に見たときは、
「なぜここに?」
と思いました。
ここは「暮らしの里」と呼ばれるエリアです。
実際に歩いてみると、茅葺きの建物があり、その周囲には木々や草地が広がっています。
公園の中なのですが、この一角だけ雰囲気が少し違う。
昔ながらの里山の風景を思わせる、どこか懐かしい空間になっています。
みさき自然公園の「暮らしの里」。茅葺きの建物と緑が広がり、昔ながらの里山を思わせる風景です。「暮らしの里」は、昔ながらの里山の風景や、人が自然と関わりながら暮らしてきた知恵に触れられる場所として整備されています。
そして、このエリアでもうひとつ目を引くのが水車です。
茅葺きの建物と水車。
その風景を眺めていると、ここだけ少し時間が戻ったような感じもします。
以前訪れたときには、この水車が気になって動画にも残しました。
ちなみに、この日も建物の中には入れませんでした。
外から眺めていると、昔話に出てきそうな雰囲気。
……ちょっと鬼が住んでいそうにも見えます(笑)。
美崎公園というと、木々や水辺を歩く自然公園という印象が強いのですが、こうして園内をじっくり歩いてみると、こんな里山の風景にも出会えます。
「これは何だろう?」
そんなものを見つけて、少し立ち止まってみる。
それも、みさき自然公園を歩く面白さのひとつです。
琵琶湖がすぐそこにある
みさき自然公園の魅力を語るうえで外せないのが、やはり琵琶湖との近さです。
公園前には琵琶湖なぎさ公園があり、公園から少し移動するだけで湖岸の風景に出会えます。
特に西側の駐車場付近まで来ると、道路の向こうには琵琶湖が広がっています。
美崎公園の西側駐車場付近から望む琵琶湖天気のいい日には、松の木の向こうに琵琶湖、そのさらに向こうには山々まで見渡せます。
公園の中を歩いていると木々に囲まれている場所も多いので、ここまで来て改めて、
「琵琶湖、ほんまにすぐそこやな」
と感じます。
美崎公園駐車場の案内看板。道路の向こうには琵琶湖が広がります「美崎公園駐車場」の案内看板の向こうにも琵琶湖。
公園と湖岸の近さがよく分かります。
僕自身、この周辺を自転車で走ることもよくあります。
右手に浜と琵琶湖を見ながら、ただ自転車で進む。
特別な出来事は何もなくても、それだけで気持ちいい道があります。
春、夏、秋、冬。
同じ琵琶湖岸でも季節によって空や水の色、植物、生き物が少しずつ変わっていきます。
美崎公園だけで完結させず、時間があれば周辺の湖岸まで歩いてみるのもおすすめです。
キャンプやバーベキューもできる
自然散策だけでなく、みさき自然公園にはキャンプやバーベキューを楽しめるエリアもあります。
実際に歩いて見てみると、木々に囲まれたスペースにはテーブルとイスが並び、きれいに整備されていました。
緑に囲まれているので、公園の自然を感じながらゆっくり過ごせそうです。
そして、ちょっと驚いたのが水場。
しっかりとした広い水場が設けられていて、実際に見ると思っていた以上に設備が充実していました。
バーベキューやキャンプをする場所を選ぶとき、水場がどんな感じなのかは気になるところ。
これだけのスペースが用意されているのは、利用する人にとってもうれしいポイントだと思います。
バーベキューエリアには広い水場も。実際に見ると設備の充実ぶりがよく分かります。そして、このエリアを歩いていると、こんな注意書きも見つけました。
バーベキューエリアにはこんな注意書きも。トンビ、ハチ、ヘビ……自然の中にある公園ならではです。「トンビに注意」
そして、その隣には、
「はち・へびなどに注意」
……なかなか自然豊かです(笑)。
トンビについては、頭上から食べ物を襲ってくることがあるため注意するよう案内されています。
木々に囲まれた自然の中でバーベキューを楽しめる場所だからこそ、こうした生き物への注意も必要ですね。
食べ物を出しているときは頭上にも少し気を配りながら楽しんだほうがよさそうです。
2026年8月現在、デイ利用は10時から15時まで。
宿泊キャンプは4月1日から10月31日まで利用できます。
料金は1サイトあたり、守山市内の利用者の場合、デイ990円、夜間・宿泊4,600円。守山市外の場合はデイ1,980円、夜間・宿泊9,200円です。
デイ利用は2日前まで、宿泊キャンプや夜間バーベキューは5日前までの予約が必要とされています。
自然の中を散策するだけでなく、こうした設備を使って一日ゆっくり過ごせるのも、みさき自然公園の魅力のひとつです。
ただし、ここは自然の中にある公園。
トンビやハチ、ヘビなども含めて、周囲の自然には十分注意しながら楽しみたいところです。
なお、料金や利用時間、予約方法などは変更される可能性があります。
実際に利用する際は、みさき自然公園の公式サイトで最新情報を確認してから出かけてください。
レンタサイクルもある
みさき自然公園では「ビワイチレンタサイクル」も行われています。
普通自転車だけでなく、電動アシスト自転車やシクロクロスも用意されています。
2026年8月現在、普通自転車は1日500円、電動アシスト自転車は1日1,000円。
原則として利用時間は8時30分から17時までです。
美崎公園を起点に琵琶湖岸を走ってみるのも、この場所ならではの楽しみ方だと思います。
駐車場は無料。282台駐車可能
車で訪れる場合、みさき自然公園には無料駐車場があります。
公式サイトによると、駐車可能台数は282台で、利用時間は8時30分から17時まで。
実際に訪れてみると、かなり広い駐車場です。
282台駐車可能と案内されている、みさき自然公園の無料駐車場。パークセンターの所在地は、
滋賀県守山市今浜町十軒家2870-2
です。
園内には管理事務所のあるパークセンターがあり、その横にはベンチが設けられたフリースペースもあります。
木々に囲まれた場所なので、公園を歩いた途中にちょっと休憩するのにもよさそうです。
みさき自然公園のパークセンター周辺。そばにはベンチのあるフリースペースもあります。パークセンターの管理事務所は8時30分から17時までで、通常は火曜日が休館日。8月は無休と案内されています。
公共交通機関の場合は、JR守山駅またはJR堅田駅から近江鉄道バスを利用し、「琵琶湖マリオットホテル」で下車する方法が案内されています。
何かを探さなくても楽しめる公園
美崎公園について書こうと思ったとき、改めて考えました。
僕はここへ「何かを見るため」に行っているわけではないことが多いんです。
自転車で通る。
少し歩く。
水辺を見る。
木々を見る。
その途中でトンボがいたり、鳥がいたり、ときにはアライグマがいたり。
水車を見つけて「これは何だろう」と立ち止まることもあります。
何も起こらない日もあります。
でも、その何も起こらない時間も含めて、美崎公園なんだと思います。
有名な観光スポットを急いで巡るのとは少し違う。
滋賀の日常の中にある自然を、ゆっくり歩く場所。
これからも季節が変わるたびに訪れて、その時々の美崎公園を残していきたいと思います。
