滋賀・守山市の湖岸はコウモリ天国?家に迷い込んだ体験談と観察スポット
こんにちは。今回はなぜか「コウモリ」ネタです^^
いつもとは少し違うテーマですが、身近な自然の中に潜む小さな生きものたちの話として、気楽に読んでいただければうれしいです。夕暮れ時の静けさの中で、ふと頭上を横切る黒い影に気づく、そんな瞬間の不思議な魅力を、今回は少し掘り下げてみようと思います。
守山市に暮らしていると、時折「コウモリってよく見かけるな」と感じることがあります。夏の夜の入り口、空がまだ薄い藍色をしているころ、外へ出てみると住宅の屋根の上や電線の間を、ひらひらと軽やかに飛び回る小さな影が現れます。そのたびに、街の中にも自然のリズムがしっかりと息づいていることを実感します。ときおり、街灯の光に照らされて羽がきらりと光る瞬間があり、思わず立ち止まって見入ってしまうこともあります。特に湖岸沿いではその傾向が強いようで、湖面近くを散歩していると、複数のコウモリが虫を追って飛び交う姿をよく目にします。風が少し涼しくなってくる初夏の頃や、秋の夕暮れなどは特に活動が活発で、空を舞うその姿はどこか幻想的でもあります。水面に映る夕焼けと、音もなく舞うコウモリたちのコントラストが美しく、自然と足を止めてしまうのです。
以前お隣に住んでいた方も「湖岸はコウモリが多いよ。あれは虫が多いからやね」と話してくれたことがあり、地元でもよく知られている現象のようです。確かに、琵琶湖の周辺は水辺の生態系が豊かで、夜になると無数の小さな虫が集まってきます。コウモリたちはその恵みを求めて飛び交い、まるで湖岸がひとつの小さな自然劇場になっているようです。実際に自分自身も、忘れられない体験をいくつかしました。例えば、ある夏の夜に家の外灯の下でぼんやりしていたとき、突然目の前を大きな影が横切りました。最初は鳥かと思いましたが、羽ばたき方が全く違う。あの独特の飛び方――コウモリだと気づいた瞬間、思わず息をのんだのを覚えています。その後も、車で帰宅中に湖岸道路を走っていると、フロントガラスの先をすいっと横切る小さな影にハッとすることが何度かありました。
そんな何気ない夜の記憶たちが、今も心の中に残っています。普段あまり意識しない生き物ですが、実は私たちの生活圏のすぐそばで、同じ空気を共有しながら生きている存在。今回はその小さな飛翔者たちとの出会いを、ひとつの記事として記してみました。
家の中に迷い込んだコウモリ クッション直撃事件
ある夏の夜、妻がベランダに出る為に窓を開けると、突然リビングにコウモリが飛び込んできたのです。妻の「ギャッ」という声が今でも忘れられない。
その小さな影が高速で旋回し、天井の隅をぐるぐると回ったかと思うと、気づけば屋根にぴたりと張り付いてしまいました。「これやばいやん」「どうする?」と慌てふためていた状態のまま目で追っていると、なんと今度は方向を変えてこちらに向かって飛んできたのです。その素早さに心臓がドキリと跳ね、思わず身構えてしまいました。とっさに手近にあったクッションを手にして軽くはたくと、なんと見事にクリティカルヒットした!
そして、ソファにポトリと落下。小さな体がもぞもぞと動くのを見てさらに慌てましたが、落ち着いて、妻に投げてもらったタオルを使い、そっと優しく包み込みました。コウモリは意外にも静かで、手の中で小さく呼吸をしているのがわかりました(ほのかに体温も感じた)。
ドアを開けて外に出し、ゆっくりとタオルを広げて放してやると、勢いよく羽ばたき、夜空へ飛んでいきました。怖さや緊張も確かにありましたが、同時に命を守れたことへの安堵感や、自然の生き物を間近で感じられたことへの不思議な感動もありました。外に飛んでいくその小さな影を見送りながら、どこかホッとした気持ちと共に、少し誇らしい気持ちすら覚えたのをはっきりと記憶しています。それにしてもよくクッションに当たったな笑
ベランダや車にも残る“痕跡”
それ以来、注意して見るとベランダの手すり、車のフロントガラス、窓のサンの部分にコウモリのものと思われるフンが落ちていることがしばしばありました。朝起きて外に出ると、細かな黒い粒が散らばっていて、掃き掃除をしながら「ああ、昨夜も来ていたんだな」と気づかされます。どうやら夜な夜な飛び回り、餌となる小さな虫を追いかけながら、わが家の周りも通り道にしているようです。特に夏の蒸し暑い夜にはその痕跡が多く、車のフロントガラスにも点々と残っていることがあり、コウモリの活動の活発さを感じます。フンは乾燥しているため掃除は簡単ですが、繰り返し見るうちに、彼らが我が家の周辺を生活圏の一部として利用していることがますます実感できるようになりました。
ちょぃとミイラ化していた件
夏の日のことです。連日35度を超えるような猛暑が続き、家の中でも少しでもエアコンを効率よく使いたいと思い、昼間から雨戸を閉めて過ごしていた時期がありました。光を遮ると確かに室温の上がり方が違い、外の熱気をしっかり遮断できているように感じて、少し得意になっていたのです。けれど、その「閉ざす快適さ」が、思わぬ出来事を招くことになるとは思いもしませんでした。
ある日、ふと部屋の空気を入れ替えようと、久しぶりにカーテンを開けてみたのです。最初はいつものように明るい光が差し込むのを期待していましたが、目に飛び込んできたのはまったく別の光景。網戸の隅に、黒っぽい塊のようなものがぶら下がっていました。最初は枯れ葉かと思ったのですが、よく見ると……それは小さなコウモリさん。どうやら足が網にひっかかってしまい、動けなくなったまま時間が経ってしまったようでした。体の半分は乾ききり、もう半分はまだわずかに生々しさを残していて──そして近くでは、小さな虫たちが静かにうごめいていたのです。その光景に息をのむというより、時間が止まったような感覚になりました。正直、声にもならないほどの衝撃で、しばらくその場から動けませんでした。
その後、網戸を外してそっと片づけながら、「閉めきる」ということの怖さをしみじみ感じました。あのとき、もう少し早く気づいていたら……という後悔が胸の奥でチクチク残りました。それ以来、我が家では毎朝、必ず雨戸とシャッターをガラガラと開けるようになりました。日差しを取り込むためだけでなく、外の空気を感じ、家の周囲にどんな変化があるのかを確かめる「生きものの出入りチェック」の意味も込めています。毎日のちょっとした動作ですが、あの日の出来事を思い出すたびに、その大切さを実感します。自然とともに暮らすというのは、美しい風景や季節の移ろいだけでなく、こうした予期せぬ出会いや、命の儚さと向き合う瞬間も含まれているんですよね。
琵琶湖の湖岸側はコウモリにとっての「ごちそうスポット」
琵琶湖の湖岸側は、やっぱりコウモリにとって「ごちそうの虫」が多い場所なんです。湖岸では以下のような理由でコウモリを多く見かけます。実際に歩いてみると、少し目を凝らしただけで複数のコウモリが飛び交う様子を確認でき、まるで夜の自然観察のステージのように感じられることもあります。
- 水辺の虫が豊富:夏の夜、湖岸沿いはユスリカやガ、カゲロウなどが大量に発生します。コウモリはこうした小昆虫を主食にしているため、湖岸は格好の狩場となります。虫が羽音を立てて舞う様子に合わせて、コウモリが巧みに旋回し、空中で捕食する姿はまさに自然のドラマです。
- 木立や橋の裏がねぐらになる:湖岸緑地や橋梁、護岸の隙間などはコウモリの休む場所として好まれます。昼間は目立たないものの、夕暮れとともにそこから一斉に飛び出していく様子は、知る人ぞ知る湖岸の風物詩です。住宅の屋根裏ではなく、こうした自然の構造物に潜んでいることも多く、湖岸を歩くとその気配を感じられる瞬間があります。
- 夜間でも明るい場所が多い:湖岸道路沿いの街灯も虫が集まりやすく、その虫を狙ってコウモリも寄ってきます。街灯の下を見上げると、光に集まる羽虫の周囲を俊敏に飛び回る小さな影があり、それがコウモリです。観察を続けると、虫の多い街灯には必ずコウモリが現れることに気づくでしょう。
実際の観察しやすいシーン
- 夏の19時すぎ、まだ薄暗い頃に湖岸緑地の上を小さな影がジグザグに飛んでいる → たいていアブラコウモリ。時には複数が同時に飛び交い、虫を追って急旋回する姿も見られます。夜風を感じながら散歩をしていると、頭上すぐ近くをかすめて飛んでいくこともあり、その俊敏さに驚かされます。
- 琵琶湖大橋や湖岸道路の明かりの近く → 街灯に集まる虫を追って飛んでいることがある。特に夏から初秋にかけては、街灯の周囲に無数の羽虫が群がり、それをめがけてコウモリが何度も旋回します。虫を捕らえる瞬間は一瞬で、注意して見ていると口を開けて小さな獲物を捉えている様子もうかがえます。
- また、湖岸公園のベンチに座っていると、空にランダムな軌跡を描くように飛び回る影が見えることがあります。これらはほとんどがアブラコウモリで、都市部の街灯を利用しながら効率的に餌を捕っているのです。観察するなら、夏の蒸し暑い夜に湖岸緑地や街灯付近に立ち止まり、しばらく空を見上げてみると、その姿を高確率で見つけることができます。
守山で暮らす中で感じたこと
湖岸沿いはまさに虫の楽園=コウモリ天国。夕暮れどきになると、街灯の周りに集まる小さな虫たちを狙って、無音で飛び交う影があちこちに現れます。怖いと思う瞬間もありますが、実は彼らはとても役に立つ存在でもあるんですよね。夜ごと虫を食べてくれるおかげで、私たちが夏の夜を少し快適に過ごせているのかもしれません。考えてみれば、ちょっと厄介な隣人のようでいて、実は頼もしい自然のパートナー。怖がるよりも、共に暮らす相手として少し尊敬の目で見てみるのもいいかもしれません。

彼らがいるからこそ、湖岸周辺の生態系が絶妙なバランスで保たれているのだと思います。虫が増えすぎれば人の生活にも影響が出ますし、逆にいなくなりすぎても自然の連鎖が崩れてしまう。コウモリはその間を調整してくれる、いわば夜のガーディアンのような存在。そう思うと、夜空を飛び交う姿も少し誇らしく見えてきます。自然の一部と割り切れば、毎晩の散歩が少し冒険めいて楽しくなりますし、子どもと一緒に空を見上げる時間がちょっとした自然観察の時間にもなります。
次はぜひ皆さんも夜の湖岸を歩いて、空をジグザグ飛ぶ影を探してみてください。“あ、これがあのコウモリ記事のやつか!”って思うはずです(笑)。さらに運が良ければ、街灯の下で虫を捕らえる決定的瞬間を見られるかもしれませんし、親子連れで飛び回るコウモリの群れに出会えるかもしれません。湖面に映るその姿は、まるで影のダンスのように美しく、思わず見入ってしまうことでしょう。怖いと思うよりも、そんな場面を見つけたときには、自然と共に暮らしている実感をちょっと楽しんでみてください。きっと、夜の静けさの中に小さな生命の息づかいを感じるはずです。
ところで、あなたの家でも似た経験ありませんか?夜にふとベランダを見たら、暗闇の中をすいっと横切る影を見たことはないでしょうか。もしかしたら、それもあなたの街の“夜の住人”かもしれません。
