雑記・その他

滋賀・守山市の湖岸はコウモリ天国?家に迷い込んだ体験談と観察スポット

こんにちは。今回はなぜか「コウモリ」ネタです^^
しばらくお付き合いください。

守山市に暮らしていると、時折「コウモリってよく見かけるな」と感じることがあります。夕暮れ時に外へ出てみると、住宅の屋根の上や電線の間をひらひらと飛び回る小さな影を見かけることがあり、そのたびに身近に自然が息づいていることを実感します。特に湖岸沿いではその傾向が強いようで、湖面近くを散歩していると複数のコウモリが虫を追って飛び交う姿を確認できるのです。以前お隣に住んでいた方も「湖岸はコウモリが多いよ」と話してくれたことがあり、地元でもよく知られている現象のようです。実際に自分自身も、忘れられない体験をいくつかしましたので、その記憶たちを元に記事にしてみました。

家の中に迷い込んだコウモリ クッション直撃事件

ある夏の夜、妻がベランダに出る為に窓を開けると、突然リビングにコウモリが飛び込んできたのです。妻の「ギャッ」という声が今でも忘れられない。

その小さな影が高速で旋回し、天井の隅をぐるぐると回ったかと思うと、気づけば屋根にぴたりと張り付いてしまいました。「これやばいやん」「どうする?」と慌てふためていた状態のまま目で追っていると、なんと今度は方向を変えてこちらに向かって飛んできたのです。その素早さに心臓がドキリと跳ね、思わず身構えてしまいました。とっさに手近にあったクッションを手にして軽くはたくと、なんと見事にクリティカルヒットした!

そして、ソファにポトリと落下。小さな体がもぞもぞと動くのを見てさらに慌てましたが、落ち着いて、妻に投げてもらったタオルを使い、そっと優しく包み込みました。コウモリは意外にも静かで、手の中で小さく呼吸をしているのがわかりました(ほのかに体温も感じた)。

ドアを開けて外に出し、ゆっくりとタオルを広げて放してやると、勢いよく羽ばたき、夜空へ飛んでいきました。怖さや緊張も確かにありましたが、同時に命を守れたことへの安堵感や、自然の生き物を間近で感じられたことへの不思議な感動もありました。外に飛んでいくその小さな影を見送りながら、どこかホッとした気持ちと共に、少し誇らしい気持ちすら覚えたのをはっきりと記憶しています。それにしてもよくクッションに当たったな笑

ベランダや車にも残る“痕跡”

それ以来、注意して見るとベランダの手すり、車のフロントガラス、窓のサンの部分にコウモリのものと思われるフンが落ちていることがしばしばありました。朝起きて外に出ると、細かな黒い粒が散らばっていて、掃き掃除をしながら「ああ、昨夜も来ていたんだな」と気づかされます。どうやら夜な夜な飛び回り、餌となる小さな虫を追いかけながら、わが家の周りも通り道にしているようです。特に夏の蒸し暑い夜にはその痕跡が多く、車のフロントガラスにも点々と残っていることがあり、コウモリの活動の活発さを感じます。フンは乾燥しているため掃除は簡単ですが、繰り返し見るうちに、彼らが我が家の周辺を生活圏の一部として利用していることがますます実感できるようになりました。

ちょぃとミイラ化していた件

夏の日、エアコンを効率よく涼しくする為、雨戸を閉めていたときがありました。しばらく昼間でも開けるのを忘れていたある日、カーテンを開けると、網戸に足がひっかかっていたコウモリさんが動けず、そのままミイラ化されていました・・・これは結構衝撃だった。半分が生の状態で、あのうじうじと動く虫さんも数匹。それ以来、必ず、シャッター、雨戸は毎朝ガラガラと開けるようにしています。

琵琶湖の湖岸側はコウモリにとっての「ごちそうスポット」

琵琶湖の湖岸側は、やっぱりコウモリにとって「ごちそうの虫」が多い場所なんです。湖岸では以下のような理由でコウモリを多く見かけます。実際に歩いてみると、少し目を凝らしただけで複数のコウモリが飛び交う様子を確認でき、まるで夜の自然観察のステージのように感じられることもあります。

  • 水辺の虫が豊富:夏の夜、湖岸沿いはユスリカやガ、カゲロウなどが大量に発生します。コウモリはこうした小昆虫を主食にしているため、湖岸は格好の狩場となります。虫が羽音を立てて舞う様子に合わせて、コウモリが巧みに旋回し、空中で捕食する姿はまさに自然のドラマです。
  • 木立や橋の裏がねぐらになる:湖岸緑地や橋梁、護岸の隙間などはコウモリの休む場所として好まれます。昼間は目立たないものの、夕暮れとともにそこから一斉に飛び出していく様子は、知る人ぞ知る湖岸の風物詩です。住宅の屋根裏ではなく、こうした自然の構造物に潜んでいることも多く、湖岸を歩くとその気配を感じられる瞬間があります。
  • 夜間でも明るい場所が多い:湖岸道路沿いの街灯も虫が集まりやすく、その虫を狙ってコウモリも寄ってきます。街灯の下を見上げると、光に集まる羽虫の周囲を俊敏に飛び回る小さな影があり、それがコウモリです。観察を続けると、虫の多い街灯には必ずコウモリが現れることに気づくでしょう。

実際の観察しやすいシーン

  • 夏の19時すぎ、まだ薄暗い頃に湖岸緑地の上を小さな影がジグザグに飛んでいる → たいていアブラコウモリ。時には複数が同時に飛び交い、虫を追って急旋回する姿も見られます。夜風を感じながら散歩をしていると、頭上すぐ近くをかすめて飛んでいくこともあり、その俊敏さに驚かされます。
  • 琵琶湖大橋や湖岸道路の明かりの近く → 街灯に集まる虫を追って飛んでいることがある。特に夏から初秋にかけては、街灯の周囲に無数の羽虫が群がり、それをめがけてコウモリが何度も旋回します。虫を捕らえる瞬間は一瞬で、注意して見ていると口を開けて小さな獲物を捉えている様子もうかがえます。
  • また、湖岸公園のベンチに座っていると、空にランダムな軌跡を描くように飛び回る影が見えることがあります。これらはほとんどがアブラコウモリで、都市部の街灯を利用しながら効率的に餌を捕っているのです。観察するなら、夏の蒸し暑い夜に湖岸緑地や街灯付近に立ち止まり、しばらく空を見上げてみると、その姿を高確率で見つけることができます。

守山で暮らす中で感じたこと

湖岸沿いは虫の楽園=コウモリ天国。怖いけど役に立つ存在でもあるんですよね。ちょっと厄介な隣人だけど、まぁ共存していきましょうか。彼らがいるからこそ虫が増えすぎず、私たちの暮らしも守られているのかもしれません。自然の一部と割り切れば、毎晩の散歩が少し冒険めいて楽しくなります。

次はぜひ皆さんも夜の湖岸を歩いて、空をジグザグ飛ぶ影を探してみてください。“あ、これがあのコウモリ記事のやつか!”って思うはずです(笑)。さらに運が良ければ、街灯の下で虫を捕らえる決定的瞬間を見られるかもしれませんし、親子連れで飛び回るコウモリの群れに出会えるかもしれません。怖いと思うよりも、そんな場面を見つけたときには、自然と共に暮らしている実感をちょっと楽しんでみてください。

ところで、あなたの家でも似た経験ありませんか?

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はじめまして、TAKAです。 滋賀県守山市に住む、50代の自営業。妻と小学生の娘、そしてプードル×マルチーズの「のあ」と暮らしています。 このブログ「しがノオト」は、僕自身の暮らしや気づき、地域のこと、趣味の滋賀レイクス、そして家族との日々を綴る“僕コンテンツ”ブログです。 若い頃から「何かを発信したい」と思っていながら、日々の忙しさに流されてここまで来てしまいました。でも、人生の折り返しを過ぎた今、「今の自分を言葉で残したい」と心から思うようになりました。 この歳だからこそ書けること。守山の風景から、子育て、趣味のレイクス、そしてちょっとした心の声まで。 いつか、誰かの背中をちょっとだけ押せたら、 そんな想いで、日々綴っています。 よろしくお願いします。