わが家にのあ君がやってきて2ヶ月半
もうすぐ、わが家の愛犬が生後5ヶ月を迎える。生後3ヶ月の時に家にきたので、約2ヶ月半をわが家で過ごしたことになる。わずかそれくらいの期間だけど、すでにもう絶対にそこにいるものという存在になっている。
娘の長年の願い
思えば、娘は年長さんくらいからずっと犬が飼いたいと言っていた。成長するごとにその思いも強まってきたようだが、いつも「もう少し大きくなったらね」とか「もう少し自分の事をできるようになってからね」という様な返答をしていた。その都度、娘はとても残念な表情をし、時には涙ぐむ時もあった。
飼うことを考えられなかった日々
でも、その時は本当に犬を飼うこと、いや命を預かることが考えなれなかった。正直、娘を育てていくこと、仕事、家庭など諸々のやるべき事を考えたら「犬を飼う」というスペースはもうまったくなかったとも思う。そんな状態だったのに、今なぜか僕のすぐ近くに置いてあるケージの中で、愛犬(のあ君)はおもちゃのボールを噛んでいる。なかなかのあばれっぷりだ。どうしてこうなったのか?
運命を変えた見積書?
それはある日、娘が見積書を持ってきたからだ。ペットショップに妻と一緒に行き、僕に見せるために店員さんに出してもらったとか。「はい、パパ、これ」と見せられると、なんだか急に「まぁいいかなぁ」なんてその時思えた。僕の機嫌が少し良かったからか? 本当にその時は「もう飼おうか」と思ってしまったのを覚えている。娘は当然僕に断られると思っており、今にも涙ぐみそうな顔で僕を見ていた。
意外な返答と家族の反応
そこで、僕の返答が。
「まぁ、ええんとちゃう」と。
娘より前に、近くにいた妻が「えーーーーーーーっ!」と久しぶりにくらいに声をあげた。「ほんなん、絶対あかん言うおもて、見積もりもらってきたんや」と。妻は僕のところでハネてくれると思っていたらしい。絶対にそう思っていたようだが、まったく逆の回答がきたのでその大声になったのだ。
一方、娘はというと、今までに見せたことのないようなはしゃぎぶりで、僕の周りをギャーっと叫ばんばかりにくるくると回りだし、やがて落ち着いた時に泣き出した。「ほんまにええのパパ?」と声にならぬ声。ここで「いや、やっぱりあかん」って言ったら、どうなったやろうか。きっと娘の成長に害を及ぼす事件となっていたはず。
家族そろってペットショップへ
自分でもなんでかわからないけれど、本当はその時は飼っても良いと思ったのだ。ともあれ、ご機嫌な娘と、僕にびっくりしていまだ動揺している妻の三人で、見積もりが出たペットショップに向かったのでした。
また別のエピソードに続きます。